すべてはデザインから始まります。
何を作るか。どう伝えるか。言語化も含め、すべてがデザインです。
必要なものと無駄なものを仕分けし、
いかに伝えたいことが伝わるのかを考え抜き、表現につなぎます。

こんなことがやりたいというお話をいただきます。
その「こんなこと」にはさまざまな要素が入り混じっています。
だから、何度でもお話を聞きますし、たくさん質問します。
これが一番重要な仕事です。デザインの仕事は「整理すること」だとも言えます。
本当に伝えたいことが明らかになれば、クライアントも私も
どうすれば伝えたい人に届くかを集中して考えることができるからです。

デザインにゴールはありません。
目標が達成できたと感じた場所から、もう少しだけ先に行くこと。
多くの人が心地よく生活できるような、長く愛されるデザインをつくること。
それが私の目指すところです。

中村 幸絵
アートディレクター / デザイナー

埼玉県生まれ。タナカノリユキアクティビティ入社後、05年より独立。
平面だけでなく、空間やパッケージ、プロダクトなど目的に応じて必要なものを
領域を広げてデザインし、様々な企業や個人とのプロジェクトを進行している。

青山デザインアワード JHA賞受賞/全国カタログ・ポスター展 経済産業省政策局長賞受賞/
新潟ADC 入賞ほか。